陰謀論やスピリチュアルやデマに傾倒した家族に迷惑をかけられた話

私が高校生だか大学生の頃から姉は昔からテレビに出ているようなスピリチュアル系のような物を信じていた。
風水だとか、どこの星がどうとかそういった物 私に親切にも本をくれたりもしていたが、生憎私はまったく興味が無いどころか人を騙して金を貪る人に対して嫌悪感があったので受け取ったが読んでいない。
ただ、それを信じても他人に実害が出るわけではないので、肯定こそしないが信仰の自由を尊重した。

時は飛んでコロナ禍、私と父と母と姉は実家で4人で暮らしていた。
姉はリモートワークが肌に合わず、精神的に参ってしまい実家に帰ってきた。
元から嫌なことがあったり体調が悪かったりすると家族に当たるし、人に言う割には自分の事はちゃんと出来ないので私はかなり嫌だった。

この頃から世の中に陰謀論やデマが流行りだして、YouTubeやよくわからんすぐアクセスできるウェブサイトとかに信者や人を騙す目的で沢山動画や記事が増えてきたのはみなさんもご存知だろう。
姉が信じていたものは「コロナワクチンにはマイクロチップが入っていて洗脳される」だとか「5Gに殺される」だとか「海外の食品には毒が入っている」だとかそういったものだ。
私は明らかに嘘なものはスライドを使って丁寧に説明したり、姉とよく会話をする母親にも説明をしたりしていた。
私はどんなに話が合わなくてもできる限り対話をしようとしていた。

さて、ここ数日起こったことを説明する。
姉は一ヶ月ほど前に亜塩素酸ナトリウムとクエン酸の溶液を水で割って飲む、巷ではMMS (Miracle Mineral Solution/Miracle Mineral Supplement)とか呼ばれてるものを飲んでいた。
結論からいうと、それを混ぜることによって発生するガスで嘔吐を引き起こしたり、肌に触れたりすると炎症が起きる。
私は使い始めた当初から警告していたが、それを風呂にいつの間にか入れられた。
私は肌が弱く最近やっと全身の炎症が収まってきたところで、だ。

私の話をしよう。
私は数十年前から精神的な疾患を持っていて、社会的な生活を殆ど送れていなかった。
高校は中退して別の高校に行ったし、なんとか入れた大学も病気が悪化して通学ができなくなって辞めてしまった。
その後は仕事についたり無職になったりを繰り返していた。
2018年、僕はこの自立できない生活に終止符を打ちたくて真面目に自分の病気と向き合い、精神障害者として自立支援をするところへ通ったりしていた。
2020年後半になると私の病気はかなり改善して、自分で買い物に行ったり自分で家事をできるようになってきた。
とはいってもまだその頃は買い物に行った後車の中で数十分ぼーっとしていないと運転ができる状態ではなかったが。
2021年になり、かなり慣れてきた。荒治療だが生活がまともに自分でできるようになってきた。
身だしなみにも気を使えるようになって、髪の毛、顔、服、仕草。やっと29という年齢相応になってきた。
2020年の夏から減量と体力づくりも初めて40kg以上痩せた。つい数週間前にいままで服が全てだぼだぼになったので、すべての服を買い直した。安い服屋だが、自分が着られるサイズが安い値段で買えることに感動した。
そして、MMSが入った風呂に浸かり肌と全ての服が台無しになった。

私は自分を守らなければならない。
家族がいる所で大声を使い「歌舞伎」をした。
今まで私の全てを無視していた母と姉と断絶が確実なものとなってしまった。

対話は疲れた、シンジ君が電車に乗っているシーンのようだ。
私は私を守らなければならない、家を出なければ、何が悪いっていうんだよ。